デジタルで水彩画は描ける?アナログとの違いは?
デジタルでも、アナログの表現ができるのでしょうか?
もはや絵の具は必要ない道具なのでしょうか?
結論:いえいえ、そんなことはありません。
アナログの表現に近いところまでできる人もいるが、
まだデジタルではアナログの表現が難しいので、アウトプットによって
デジタルとアナログを使い分ける線引ができています。
いやはや・・・様々なソフトで水彩画風のブラシを使用して、
水彩画風のイラストを描く方がいらっしゃいますが、本当にすごいですね。
普通の人は、なかなかできません・・・。
デジタルの水彩表現
こちらは、CLIP STUDIOで、iPadとApple Pencil を使用し、水彩ブラシで書いた線です。
・・・みてお分かりの通り、これは水彩には程遠く、この表現で水彩画を描き上げるのは技術が必要とされることでしょう。
水彩の特長である、にじむ、水に溶ける、他の色と混ざる、透明感を出す、といった作業が、
簡単にはできないことがわかります。
水彩絵の具で描いたグラデーション
一方でこちらが水彩絵の具で描いたグラデーションです。
色が混じり合って美しいグラデーションを作っています。
まとめ
水彩画をデジタルで表現するのはなかなか大変です。
ただ、デジタルで描けるようになれば、ウェブなどにも綺麗に使用できるので重宝されるとは思います。
水彩画をウェブで使用したい場合、スキャンしてPhotoshopなどに読み込んで調整することが必要になります。
アナログで素材を用意しておいて、それをデジタルに組み込むと、奥行きのある表現を作り出すことができます。
インクの跳ねや、ブラシの質感などは、アナログで作ってから組み込むとリアリティが出てきます。
例えば、こんなインクっぽい素材を用意します。
コーヒーカップのデジタル絵を準備して、それを組み込んでみます。
そうすると、こんな感じになります。
全部デジタルで作るより、味が出てきます。
今日は、アナログとデジタルの違いでした!