水彩カラーチャートの作り方 色のおさらいのために、基本の3色で作成
水彩絵の具を手に入れたら、次は何をしましょう?
一通り筆と絵の具で自由に試してみたあとは、
自分の持っている絵の具の色を理解するために、
自分自身のためにカラーチャートを作成することをおすすめします。
色の三原色
色の三原色というのは、小学校の時に習いましたね。
赤、青、黄色を混ぜると全ての色が生まれます。
ここでは、Winsor & Newton の固形絵の具3色を使って、
どのような色味が生まれるかみてみましょう。
使用した色は、#2Cadmium Yellow #4Cadmium Deep Red、#8Cobalt Blueの三色です。
簡単カラーチャートの作り方
最初に三角形を描くように3色の絵の具を紙に置いてみます。
そして、その間にそれぞれを混ぜた色の絵の具を作り、紙に置きます。
さらに、混ぜた色の絵の具に少しずつ三原色に寄った色味を作って紙に置きます。
そうすると、このようなチャートができました。
上に赤、右に黄色、左に青があって、その間にオレンジ、緑、紫ができましたね。
そこから赤よりのオレンジ、黄色よりのオレンジ、
黄色よりの緑、青よりの緑、
青よりの紫、赤よりの紫ができました。
色を確認してみよう
このカラーチャートは、水彩絵の具の混ぜ具合によって、どのような色ができるのかを
確認するためにとても役に立ちます。
もう一度、じっくりカラーチャートをみてください。
あなたの作りたい「緑」は、青よりですか?緑よりですか?
特に植物には固有の色味があるので、
実物のカラーをしっかり確かめた上での色作りが必要です。
最後に
水彩を使う時に、色の作り方は何よりも重要になります。
どんなトーンを使い、どんなカラーパレットを作るかで、
あなたの絵が変わってきます。
このカラーチャートの真っ正面のカラーは、補色と呼ばれ、
反対の性質を持ち、お互いを引き立てます。
補色を使ってインパクトのあるカラーリングを作ることもできます。
あまり最初に予算をかけたくない、という方は、
3原色と、黒色と、白色を購入して色の混色を楽しんでみましょう。
いつも自宅で聞いている、「Focus@Will:集中できるBGM」の解説記事を書いています。
一人でも多くの方が、自身の強みを最大限に発揮して、楽しく仕事できる環境ができますように。