アクリルガッシュってなに?水彩絵の具との違いを解説!


そもそも絵の具とは?

絵の具というのは、ピグメント(顔料)+バインダー+添加物でできています。

色の粉であるピグメントだけでは、紙に粉を擦り付けるようなことはできても、

定着させることはできません。

バインダーに溶かして、それを乾かすことによって紙に絵の具が定着するのです。

 

アクリルガッシュとは?水彩絵の具と何が違うの?

アクリルガッシュは、バインダーにアクリル樹脂を使っています。

対して水彩絵の具はバインダーにアラビアガムを使っています。

ちなみに昔はバインダーに卵を使っていたこともあるそうです。

「テンペラ絵の具」といって、持ちがよいことから、

ヨーロッパの教会壁画などに使われていたようですよ!

 

さて、アクリルガッシュはバインダーにアクリル樹脂を使っているので、

これによって、以下のような特徴が出ます。

 

アクリルガッシュの特徴

・水彩絵の具と比べて、透過性がなく、マットな仕上がりとなる

・乾きやすく、乾くと溶けにくい

・紙だけでなく、石やプラスチックなど、様々な材料に塗布することができる

 

水彩絵の具は、たくさんの水を使って透明感を出すことができます。

アクリルガッシュも水をたくさん使うと、水彩絵の具と似たような見た目と特徴を持ちますが、

一方で水を少なく使うと厚めに重ねていったり、上から塗りつぶすといったこともできます。

 

薄塗りのイラストはこんなかんじ。

 

下のイラストは厚塗りです。

水彩は透明感を出すのに良いですね。

(Winsor & Newtonを使用)

 

アクリルガッシュのその他の使い方

様々な素材に定着しやすいという特徴を活かして、

アクリルガッシュを使ってネイルアートをしたり、

スマホケースのアレンジをすることできます。

オリジナルのイラストを書いたら、

その上にトップコートを重ねたり

レジンを塗ったりして、絵の具が剥がれないように工夫すると、

オリジナルグッズが作れてしまいます!

 

アクリルガッシュを使用する際の注意点

このようにアクリルガッシュは使い勝手のよい絵の具ですが、

水彩絵の具よりも定着力が強いので、

ブラシを選ぶときは要注意です。

個人的には高い天然毛のブラシではなくナイロン毛のブラシをおすすめいたします。

そして、使い終えたらすぐに水ですすぐこと。油断するとあっという間に固まってしまいます。

パレットも固まりやすいので、紙パレットを使うとか、

使い捨てのツルツルコーティングされた紙皿をつかうなどの工夫が必要です。

水彩絵の具とは違って、一度固まってしまうとかなりやっかいです・・・!

 

それから、どんな絵の具にも言えることが一点。

前述した、色をつける「顔料」には様々な種類があり、

原料には鉱物や植物など多岐にわたっています。

現在はメーカー努力でより安全な原料を使用しているとはいうものの、

やはり絶対の安全はありません。

絵の具を扱う際は、手や口についたりしないように注意しましょう。

水を洗うコップやブラシをふくタオルは必ず絵の具専用にし、

日常用のものとは別に管理するようにご注意くださいね。

 

まず試してみたい方は・・・

アクリルガッシュをまずは試してみたい、という方は、

全色そろえる前に単品で「赤」「青」「黄」「白」「黒」

を購入し、混色を楽しんでみてはいかがでしょうか?

絵の具の使いごごちを試すことができます。

 

ちなみに私はTURNERのアクリルガッシュを使っています。

粉が細くて、伸びが良いのでおすすめです!

伸びや色味が変わってくるので、

できれば、スクール用ではなく、

デザイナーグレードの絵の具をおすすめします。

Amazonでも売っていました。